IPO準備で求められる労務管理とは?
勤怠ログ管理・36協定違反・未払賃金の確認ポイント
IPO準備では、売上や利益だけでなく、労務管理体制の整備状況も確認されます。 勤怠ログ管理、36協定違反、有給休暇5日取得、未払賃金、未払労働債務など、 労務リスクを説明できる状態にしておくことが重要です。
IPO準備で「労務管理」を確認されたら
主幹事証券会社や監査法人から、労務管理体制の整備状況を確認されるIPO準備企業は少なくありません。 労務管理では、勤怠記録を残しているかだけでなく、残業時間、有給休暇の取得状況、未払賃金の有無、 労務関連の証跡を継続的に管理できているかが重要になります。
特に、IPO準備では「問題が起きていないこと」だけでなく、 「問題がないと説明できる状態」を作ることが求められます。
- 勤怠ログ管理が正確に行われているか
- 36協定違反が発生していないか
- 有給休暇5日取得義務に対応できているか
- 未払賃金や未払残業代のリスクがないか
- 未払労働債務を把握できているか
IPO準備で労務管理が重要な理由
IPO審査では、企業の成長性だけでなく、内部管理体制やコンプライアンス体制も確認されます。 労務管理に不備がある場合、労働基準法違反、未払残業代、従業員トラブル、訴訟リスクにつながる可能性があります。
労務管理で確認されやすい主な項目
証券会社・監査法人が確認する労務管理の主なポイント
勤怠ログ管理
出勤時刻、退勤時刻、休憩時間、残業時間などの勤怠ログが正確に記録されているかが確認されます。
36協定違反
36協定で定めた時間外労働の上限を超えていないか、特別条項の運用が適切かが確認されます。
有給休暇5日取得
年10日以上の有給休暇が付与される従業員について、年5日の取得義務に対応できているかが確認されます。
未払賃金
残業代、深夜割増、休日出勤手当など、本来支払うべき賃金に未払いがないかが確認されます。
未払労働債務
未消化有給休暇、未払残業代、退職給付関連など、将来的に支払う可能性のある労働債務を把握しているかが重要です。
労務管理ルール
就業規則、勤怠管理ルール、承認フロー、チェック体制が社内で整備されているかが確認されます。
勤怠ログ管理とは?IPO準備で見られるポイント
勤怠ログ管理とは、従業員の出退勤、休憩、残業、有給休暇などの勤務実態を記録・管理することです。 IPO準備では、勤怠データが正確に残っているか、後から確認できる証跡があるかが重要になります。
出退勤記録
打刻時刻や勤務開始・終了時刻が客観的な記録として残っているかを確認します。
残業時間の集計
月ごとの残業時間、法定労働時間超過、深夜労働などを正しく集計できているかが重要です。
承認フロー
残業申請や有給申請が、上長承認を経て管理されているかを確認します。
証跡管理
勤怠修正の履歴や承認履歴を後から確認できる状態にしておく必要があります。
36協定違反とは?IPO準備企業が注意すべき残業管理
36協定違反とは、労使協定で定めた時間外労働の上限を超えて労働させてしまう状態を指します。 IPO準備では、過去の残業実績や長時間労働の発生状況を確認されることがあります。
- 月45時間を超える残業が継続していないか
- 年360時間を超える残業が発生していないか
- 特別条項の上限を超えていないか
- 残業申請と実態に差異がないか
- 長時間労働者への面談や改善対応が行われているか
有給休暇5日取得義務への対応
年10日以上の有給休暇が付与される従業員については、年5日の有給休暇取得が義務付けられています。 IPO準備では、有給休暇5日取得の対象者、取得状況、未取得者への対応状況を管理できているかが確認されます。
対象者の把握
年10日以上の有給休暇が付与される従業員を正確に把握する必要があります。
取得状況の管理
誰が何日取得済みで、誰が未取得なのかを一覧で確認できる状態が望まれます。
未取得者への対応
取得不足が見込まれる従業員に対して、事前に取得促進できる仕組みが重要です。
未払賃金・未払労働債務のリスク
未払賃金とは、本来支払うべき給与や残業代、各種手当が支払われていない状態を指します。 また、未払労働債務とは、将来的に従業員へ支払う可能性のある労務関連債務を指します。
未払残業代
固定残業代を超過した分、深夜割増、休日出勤手当などの計算漏れに注意が必要です。
勤怠集計ミス
勤怠データの修正漏れや集計ミスにより、賃金計算に差異が出るケースがあります。
未消化有給休暇
未消化有給休暇や将来発生する労務関連債務を把握しておくことが重要です。
労務管理で重要なのは「記録」と「証跡」
労務管理では、勤怠データを記録するだけでは不十分です。 IPO準備では、勤怠記録、承認履歴、残業時間、有給休暇、未払賃金リスクを整理し、 証券会社や監査法人へ説明できる状態にしておくことが重要です。
Excel管理で起こりやすい労務管理の課題
IPO準備の初期段階では、勤怠ログ管理や有給休暇管理をExcelで行うケースもあります。 しかし従業員数が増えると、最新版の管理、証跡保存、集計ミス、属人化が課題になりやすくなります。
最新版がわからない
複数のExcelファイルが存在し、どれが最新の労務管理表か判断できなくなります。
勤怠データが分散する
勤怠システム、給与計算、申請書類が別々に管理され、確認作業に時間がかかります。
管理が属人化する
担当者以外が状況を把握できず、監査対応や引き継ぎが難しくなります。
Webjam for growthなら、IPO準備に必要な労務管理を一元管理
Webjam for growthは、IPO準備で必要となる管理業務をひとつにまとめ、 勤怠管理、ログ管理、月次決算、予実管理、クレーム管理などを一元管理するサービスです。
労務管理に関する情報がExcelや各システムに分散している状態を防ぎ、 証券会社・監査法人への説明に必要な情報を整理しやすくします。
労務管理を見える化
勤怠ログ管理、残業時間、有給休暇の取得状況などを整理し、確認しやすい状態にします。
証跡管理を効率化
確認履歴や関連資料をまとめて管理し、監査対応・提出対応の工数を削減します。
IPO準備経験を反映
実際の上場準備で必要になりやすい管理項目をもとに、運用しやすい仕組みを構築します。
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